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給料インデックス

生涯年収 平均

生涯年収の平均はいくら?「額面と手取り」「平均と中央値」の誤解を整理

生涯年収 平均はいくらか、定義の違いでなぜ金額が変わるのかを解説します。額面と手取りの違い、平均と中央値の混同、学歴・企業規模による差など、公開統計を根拠に誤解しやすいポイントを整理します。

相場の要点: 公開統計ベースの生涯年収は、JILPT推計で大卒男性・60歳まで・退職金含まず約2.63億円、doda推計で22〜65歳・日本全体平均約2億2,238万円。定義により金額が異なり、いずれも額面で手取りではない点に注意が必要です。

生涯年収の平均は「いくら」と一言で言えない理由

生涯年収とは、就職してから定年退職するまでに受け取る賃金の総額です。「日本の会社員の生涯年収は2億円超」とよく言われますが、この数字は調査の定義によって変わる点をまず押さえておきましょう。給料インデックスでも、給与の数字は条件を明記して扱うことを重視しています。

よくある誤解1:生涯年収は手取りではない

生涯年収は、税金や社会保険料が差し引かれる前の「額面」の総額です。実際に使える手取りは額面の約75〜80%が目安とされています。2.6億円という数字も、手元に残る金額とは別物だと考えてください。

よくある誤解2:統計によって金額が違う

JILPT「ユースフル労働統計2025」では、学校卒業後すぐフルタイムの正社員として60歳まで働いた場合(退職金を含まない・2024年)、大卒男性 約2.63億円、大卒女性 約2.10億円、高校卒男性 約2.16億円、高校卒女性 約1.58億円と推計されています。

一方、転職サービスのdodaによる2025年版の推計では、22〜65歳で働いた場合の日本全体平均は約2億2,238万円です。対象年齢も退職金の扱いも違うため、両者を並べて「減った・増えた」と論じるのは適切ではありません。

よくある誤解3:「平均」は自分の姿ではない

生涯年収の実態を見るには中央値も重要ですが、生涯年収の中央値を直接示した代表的な公的統計は公表されていません。三菱UFJ銀行は、一般労働者の賃金の中位数28万7,200円×12ヶ月に平均賞与75万円を足した年収約420万円(40年で約1億6,800万円)という簡易試算を紹介しつつ、これは中央値を示すものではないと明記しています。

学歴・企業規模で数千万円の差が出る

同じ正社員でも条件で差が出ます。同一企業に勤め続けた場合の生涯年収(60歳まで・退職金含まず)は、大卒男性 約2.90億円、高校卒男性 約2.57億円です。企業規模別では、男性大卒の正社員全体で1,000人以上 約3.01億円に対し10〜99人 約2.14億円と、約8,700万円の開きがあります。

月々の水準を確認したい場合は給与データの参考値もご覧ください。当サイトの参考水準では大学卒(2025年・全規模)月給約262,300円、高校卒約207,300円です。国税庁調査を基にした紹介では平均給与487万円、最も多いのは300万円台で、500万円以下が約6割という分布も示されています。

まとめ

生涯年収は「額面である」「定義で変わる」「平均と中央値は別物」の3点を押さえると、誤解しにくくなります。より詳しい解説は記事一覧から確認できます。

免責: 掲載数値は公開統計の参考値です。企業・職種・地域により実額は異なります。最新の求人条件を必ず確認してください。

よくある質問

生涯年収の平均はいくらですか?

調査の定義によって異なります。JILPT「ユースフル労働統計2025」では、60歳まで退職金を含めない条件で大卒男性 約2.63億円、高校卒男性 約2.16億円などと推計されています。一方、dodaの2025年版推計は22〜65歳で日本全体平均 約2億2,238万円です。対象年齢や退職金の扱いが違うため、単純に比較はできません。

生涯年収はそのまま使えるお金ですか?

いいえ、生涯年収は税金や社会保険料が差し引かれる前の額面の総額です。実際に使える手取りは額面の約75〜80%が目安とされています。年収や家族構成、各種控除によって実際の手取りは変わります。

生涯年収の中央値は公表されていますか?

生涯年収の中央値を直接示した代表的な公的統計は公表されていません。賃金の中位数と平均賞与を組み合わせた簡易試算が紹介されることはありますが、これは中央値そのものを示す数字ではないとされています。