財務省 年収
「財務省 年収」で検索して出る数字の正体|国税庁・民間給与実態統計の読み方
「財務省 年収」で検索すると出てくる中心は国税庁の民間給与実態統計調査です。令和7年分の平均給与は487万円で5年連続増加。ただし対象は1年を通じて勤務した5163万人で、手取りや財務省職員の給与とは別物です。平均と分布の違い、年収・月給・手取りの混同を整理します。
相場の要点: 国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(前年478万円、5年連続増加)。ただしこれは民間の給与であり、財務省職員の年収や手取りを示す数字ではありません。
「財務省 年収」で検索すると何が出るのか
「財務省 年収」と検索する人の多くは、財務省が公表する年収統計か、財務省職員の給与を知りたいのだと思います。しかし実際にヒットする中心は、国税庁が公表する「民間給与実態統計調査」です。国税庁は財務省の外局なので、財務省のサイトからも統計にたどり着けます。ここで押さえたいのは、この調査が扱うのは民間の事業所が支払った給与であり、国家公務員である財務省職員の給与ではないという点です。財務省職員の年収は今回参照した資料からは確認できないため、本記事では扱いません。
令和7年分の平均給与は487万円
国税庁が令和8年9月に公表した令和7年分の調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円でした。前年の478万円から9万1000円増え、5年連続の増加で過去最高です。男性597万円、女性342万円。雇用形態別では正社員(正職員)559万円、パートやアルバイトを含む正社員以外210万円で、349万円の差があります。
ただし、この487万円は「給与所得者全体の平均」ではありません。年の途中で就職・退職した人を除いた5163万人だけを母数にした数字です。12月31日現在の給与所得者数は6080万人なので、単純に全員の平均として引用すると誤解を招きます。
平均値だけを見ると実感とずれる
給与階級別に見ると、最も多いのは年収300万円台で799万人、500万円以下が約6割を占めます。平均487万円は一部の高年収層に引っ張られた値で、中央値や最頻値とは一致しません。年収1000万円超は339万5000人で、令和3年分の259万6000人から約80万人増えています。自分の位置を確認するなら、平均より分布の山を見たほうが実感に近づきます。参考水準として、サイト内DBでは大学卒(2025年・全規模)の月給約262,300円、高校卒で約207,300円を掲載しています(公開統計の参考値です)。
年収・月給・手取りは別物
国税庁の487万円は「年収」、厚生労働省の毎月勤労統計調査は「月給」の世界です。2026年8月分速報では現金給与総額が311,364円(前年同月比3.8%増)、所定内給与277,861円、一般労働者で399,849円、パートタイムの時間当たり給与は1,472円(4.3%増)でした。実質賃金指数は83.7(1.5%増)です。
さらに手取りはこれより少なくなります。令和7年分の源泉徴収所得税額は13兆1262億円で前年比17.4%増、給与総額に占める税額の割合は4.63%から5.30%に上がりました。社会保険料も差し引かれるため、年収487万円=手取り487万円ではありません。
業種・雇用形態で差が大きい
業種別の平均給与は、電気・ガス・熱供給・水道業の854万4000円が最も高く、宿泊業・飲食サービス業の275万8000円が最も低くなっています。業種平均は486万6000円(1.9%増)で、3業種は前年を下回りました。平均はあくまで全体像なので、自分の条件に近い数値を探すのが実務的です。給与データでは公開統計の参考値を整理しています。
よくある質問
「財務省 年収」で検索すれば財務省職員の給与が分かりますか
いいえ。中心に出てくるのは国税庁の民間給与実態統計調査で、対象は民間の事業所が支払った給与です。国家公務員の給与は別の資料で確認する必要があります。
平均487万円は手取りですか
いいえ、税や社会保険料を引く前の額です。源泉徴収された所得税額は13兆1262億円で、給与総額に占める割合は5.30%でした。
平均487万円を自分の年収と比べてもよいですか
比較するなら、1年を通じて同じ勤務先に勤めた人に絞ってください。新卒入社や途中退職者を含めると自社だけ低く出ます。業種別・雇用形態別の数値も併せて確認しましょう。関連する解説は記事一覧でもまとめています。
よくある質問
「財務省 年収」で検索すれば財務省職員の給与が分かりますか
いいえ。検索で中心に出てくるのは国税庁が公表する民間給与実態統計調査で、対象は民間の事業所が支払った給与です。国税庁は財務省の外局のため財務省のサイトからもたどれますが、国家公務員である財務省職員の給与を示す数字ではありません。職員給与は別の資料で確認する必要があります。
平均487万円は手取り額ですか
いいえ、税や社会保険料を差し引く前の年収です。令和7年分で源泉徴収された所得税額は13兆1262億円(前年比17.4%増)で、給与総額に占める税額の割合は4.63%から5.30%に上がりました。社会保険料も別途差し引かれるため、手取りはこれより少なくなります。
平均487万円を自分の年収と比べてもよいですか
比較するなら、1年を通じて同じ勤務先に勤めた人に絞ってください。487万円の母数は5163万人で、新卒入社や途中退職者を含めると自社だけ低く出ます。また平均値は高年収層に引っ張られるため、最も人数が多い300万円台(799万人)など分布の山も併せて確認すると実感に近づきます。
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