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給料インデックス

給料から引かれる税金

「給料から引かれる税金」の誤解を整理|天引きで一番大きいのは税金ではない

給料から引かれる税金の誤解を整理します。天引きで最も大きいのは所得税ではなく社会保険料で、年収500万円では社会保険料が年約72万円、所得税は約9万円という試算があります。額面と手取りの違い、住民税の課税タイミング、累進課税と社会保険料の上限まで、公開統計をもとに実務目線で解説します。

相場の要点: 毎月勤労統計調査(2026年8月分)では現金給与総額は311,364円(規模5人以上)、民間給与実態統計調査では1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円と公表されています。

「給料から引かれる税金」の誤解を先に整理します

給与明細を見て「税金がこんなに引かれるのか」と感じる方は多いですが、実際にいちばん大きいのは税金ではなく社会保険料です。ここでは給与データで扱う公開統計をもとに、よくある誤解を順に確認します。

誤解1:引かれているのは税金だけ

年収500万円(独身・40歳未満・扶養なし・東京都)の試算では、社会保険料が年約72.3万円、所得税が年約9.2万円、住民税が年約24.3万円です。所得税より社会保険料のほうが大きく、天引き全体の過半を占めます。健康保険・厚生年金は会社も同額を負担しており、本人負担分だけを見ても負担の中心は社会保険料です。

誤解2:額面の年収がそのまま使える

年収500万円の手取りは約387万〜394万円、手取り率は77〜79%程度という試算があります(、)。額面と手取りは別物として扱ってください。

誤解3:住民税は今年の給料から引かれる

住民税は前年の所得に対して課税され、翌年6月から12回に分けて引かれます。新卒1年目は基本的にゼロです。

誤解4:年収が増えても手取り率は同じ

所得税は5〜45%の超過累進税率で、社会保険料も所得に応じて増えます。手取り率は年収300万円で約82%、1,000万円で約72%、2,000万円で約63%まで下がるという整理があります。ただし厚生年金の標準報酬月額は上限65万円で、年収約762万円以上では保険料が頭打ちになります。

誤解5:公表される「平均給与」=自分の給料

民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者5,163万人の平均給与は487万円でした。一方、12月31日時点の給与所得者数は6,080万人で、途中入退社の人を含めると平均は低く出ます。比較するときは在籍期間をそろえましょう。

月々の水準感としては、毎月勤労統計調査の2026年8月分で現金給与総額が311,364円(規模5人以上、前年同月比3.8%増)と公表されています。これは事業所調査の平均値であり、個人の手取り額ではありません。

まとめ

「給料から引かれる税金」を考えるときは、税金と社会保険料を分け、額面と手取りを分け、前年所得ベースの住民税のタイミングを意識することが実務的です。制度や料率は年度で変わるため、記事一覧もあわせて確認してください。

よくある質問

給料から引かれる税金のうち、いちばん大きいのは何ですか?

年収500万円(独身・40歳未満・扶養なし・東京都)の試算では、社会保険料が年約72.3万円で、所得税(約9.2万円)や住民税(約24.3万円)より大きくなります。税金だけを見て負担を判断しないことが大切です。

年収500万円の手取りはいくらですか?

前提によって幅がありますが、独身・扶養なし・東京都などの条件では約387万〜394万円、手取り率77〜79%程度という試算が公開されています。家族構成や加入する健康保険の料率で変わります。

住民税はいつから給料から引かれますか?

住民税は前年の所得に対して課税され、翌年6月から翌年5月まで12回に分けて給与から引かれます。そのため新卒1年目は基本的に課税されません。