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給料インデックス

獣医 年収

獣医 年収は本当に高いのか?「平均686万円」の誤解を統計で整理

獣医 年収は出典によって453万〜686万円と大きく異なります。厚労省の賃金構造基本統計調査(額面・男女別)と求人ベースの集計、立場別の目安を整理し、「開業すれば必ず高収入」という誤解や月給・手取りとの混同を解消します。

相場の要点: 獣医 年収は公的統計(賃金構造基本統計調査ベース)で約629万〜686万円、求人ベースの集計では約453万円と、集計方法により幅があり、額面の平均値である点に注意が必要です。

獣医 年収の「平均」は出典によってここまで違う

獣医 年収を調べると「686万円」「680万円」「453万円」と、まったく違う数字が並びます。これは誤りではなく、集計方法の違いです。

厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(職種別)をもとにした集計では、獣医師の平均年収は約686万円とされています。同じ統計を企業規模10人以上・男女別に整理した記事では、男性が平均給与43万8,200円・年間賞与103万9,700円で年収約629万8,100円、女性が平均給与34万3,600円・年間賞与79万5,300円で約491万8,500円という結果も示されています。厚労省の令和7年調査を加工した推計でも、年収約680万5,100円(月給49万7,200円+賞与83万8,700円)とされます。

つまり「獣医 年収は700万円前後」というのは、税・社会保険料を引く前の額面ベースの公的統計の話です。

求人ベースでは453万円まで下がる

見落としやすいのが、求人票の想定年収を集計したデータです。求人ボックス給料ナビでは平均453万円とされ、公的統計より低く出る傾向があります。実際に支給された賃金の集計と、募集時点の想定額では水準がずれるためで、年収の目安は約453万〜686万円の幅で捉えるのが現実的です。

手取りは、平均年収686万円から単純計算した概算で約535万円、月収の目安は額面で約57万円とされています。手取りは扶養や控除で変わるため、断定はできません。

誤解:「開業すれば年収3000万円」

立場別の目安を見ると、雇われて働く獣医師は一般勤務医(小動物)で約400万〜600万円前後、地方公務員(大動物など)で約650万円前後、一般開業医で約800万〜1,200万円前後とされています。開業医の高収入は事業リスクと表裏一体で、全員が到達できる数字ではありません。

また、獣医師の就業環境調査(2024年・回答4,165名)では、仕事上の不安として「給料が安い(収入が少ない)」が挙げられています。平均値が高く見えても、診療分野や地域、経験年数で実態は大きく違います。

自分の市場価値を測るなら、給与データで職種別の水準を確認し、記事一覧で関連職種と比べてみてください。給料インデックスでは、こうした公開統計の読み方もあわせて紹介しています。

まとめ

  • 公的統計の獣医 年収は約629万〜686万円、求人ベースは約453万円
  • 男女差・職域差が大きく、平均値だけでは判断できない
  • 開業医の年収は事業リスク込みの数字である

掲載数値は公開統計の参考値です。企業・職種・地域により実額は異なるため、最新の求人条件を必ず確認してください。

よくある質問

獣医の平均年収はいくらですか?

出典により幅があります。厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(職種別)ベースでは約686万円、同統計を企業規模10人以上・男女別に整理すると男性約629万8,100円・女性約491万8,500円、令和7年調査の加工推計では約680万5,100円とされています。一方、求人票の想定年収を集計したデータでは約453万円で、年収の目安は約453万〜686万円の幅で捉えるのが現実的です。

獣医は開業すれば年収3000万円を狙えますか?

立場別の目安では、一般勤務医(小動物)は約400万〜600万円前後、地方公務員(大動物など)は約650万円前後、一般開業医は約800万〜1,200万円前後とされています。開業医の高収入は事業リスクと表裏一体で、誰もが到達できる数字ではありません。雇われて働く場合の年収は400万〜650万円前後に収まりやすいのが実態です。

獣医師の手取りはどのくらいですか?

平均年収686万円をもとにした概算では、月収の目安は額面で約57万円、手取り年収は約535万円とされています。ただしこれは税・社会保険料を考慮した概算の目安であり、扶養や控除の状況で変わります。公的統計の年収は額面ベースなので、手取りと混同しないよう注意してください。