本文へスキップ
給料インデックス

整形外科医 年収

整形外科医 年収のリアル|「2,000万円説」はなぜ生まれるのか出典別に整理

整形外科医 年収は出典によって1,290万円台から1,900万円台まで幅があります。公的統計と民間調査の違い、平均値と中央値、アルバイト・副業込みかどうか、手取りとの混同など、よくある誤解を整理し、転職時に確認すべきポイントを解説します。数字の出所を確かめることが判断の第一歩です。

相場の要点: 整形外科医の年収は調査の種類・算定方法により約1,290万円台から1,900万円台まで幅があり、単一の代表値を断定できる状態ではありません。

整形外科医の年収は「2,000万円」? よくある誤解を整理します

「整形外科医 年収」で調べると、2,000万円超という数字をよく見かけます。ただし、これは条件次第で大きく変わる数字です。出典の違いを確認せずに鵜呑みにすると、転職の条件交渉で判断を誤ります。

公的統計では1,300万円前後という数字もある

厚生労働省の賃金構造基本統計調査(賃金センサス)をもとにした集計では、医師全体の平均年収は約1,378.2万円、診療科目別では整形外科は約1,289.9万円とされています。より新しい令和7年の同調査では、医師全体が1,512.2万円(男性1,594.1万円、女性1,274.5万円)でした。公的統計は雇用労働者の給与を対象とするため、開業医の収入は含まれません。

民間調査では1,400万〜1,900万円台

民間医局の転職成約データ(2019年1月〜2022年2月)では、整形外科の年収中央値は1,758万円でした。医師2,055名へのアンケート(2025年8月実施)では、アルバイト・副業込みの年収中央値が1,900万円、2,000万円以上の割合は45.3%と報告されています。一方、勤務医のボリュームゾーンは1,400万〜1,600万円程度という整理もあります。

誤解が生まれる4つの理由

第一に、平均値か中央値かの違いです。平均値は一部の高額回答に引っ張られます。第二に、アルバイト・副業を含むかどうか。同じ調査でも主たる勤務先のみなら中央値1,300万円です。第三に、年齢と性別の影響で、年齢が高いほど、また男性の方が年収は高い傾向があります。第四に、賃金センサスの金額は所得税・社会保険料の控除前であり、手取りではありません。

年収を左右する要素

手術件数に応じた出来高・インセンティブ、開業の有無、地域、専門医資格、当直や外勤の量が影響します。常勤1,400万円に定期非常勤500万円、スポット当直84万円を加えて約1,984万円という試算例もあります。地方では日給10万円超の案件もあるとされます。

まとめ

整形外科医 年収は、出典により1,290万円台から1,900万円台まで幅があります。単一の数字ではなく、調査対象・算定方法・副業の扱いを確認しましょう。給与の基礎データは給与データ、関連記事は記事一覧で確認できます。

よくある質問

整形外科医の年収は平均でいくらですか?

出典により大きく異なります。賃金構造基本統計調査をもとにした科目別集計では整形外科は約1,289.9万円、民間医局の転職成約データでは年収中央値1,758万円、医師アンケートではアルバイト・副業込みの中央値1,900万円と報告されています。平均値か中央値か、副業を含むかで変わるため、単一の数字で断定はできません。

整形外科医は年収2,000万円以上を狙えますか?

医師2,055名へのアンケートでは、整形外科で年収2,000万円以上の割合は45.3%とされています。ただしこれはアルバイト・副業込みの数値で、主たる勤務先のみでは中央値が下がります。手術件数に応じた出来高、当直や外勤の量、地域など条件次第と考えてください。

整形外科医の年収と手取りはどう違いますか?

公表されている年収は所得税や社会保険料の控除前の額で、手取りではありません。手取り額は家族構成や各種控除、勤務先の制度によって変わるため、統計から一律に示すことはできません。求人条件を確認する際は、額面と控除の両方を確認しましょう。