年齢別 平均年収
年齢別 平均年収の最新データ|国税庁・厚労省調査から年代別の差を読み解く
年齢別 平均年収を国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査と厚生労働省の賃金構造基本統計調査から整理します。20代〜50代の平均給与、男女差、月給と年収の違い、平均と中央値の差、自分の立ち位置の確認手順までを実務目線で解説します。
相場の要点: 国税庁の令和7年分調査では1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円、年齢階層別では20〜24歳280万円から55〜59歳573万円まで上昇し、60歳以降は低下する形です。
年齢別 平均年収の全体像
国税庁が2026年9月29日に公表した令和7年分(2025年)の民間給与実態統計調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者5,163万人の平均給与は487万円でした。前年より1.9%(9万1,000円)増えています。ただしこれは額面の平均値であり、分布を見ると年収500万円以下が約6割、最も多い層は300万円超400万円以下で799万人です。平均だけを見ると実感とずれる点は先に押さえておきましょう。
年齢階層別の平均給与(男女計)
- 20〜24歳:280万円
- 25〜29歳:425万円
- 30〜34歳:462万円
- 35〜39歳:503万円
- 40〜44歳:531万円
- 45〜49歳:550万円
- 50〜54歳:568万円
- 55〜59歳:573万円
- 60〜64歳:481万円
- 65〜69歳:375万円
ピークは55〜59歳の573万円で、20代前半の約2倍です。60〜64歳で481万円に下がるのは、定年後の再雇用や勤務時間の変更が影響していると考えられます。
男女でカーブが異なる
男性は55〜59歳が734万円で最も高い一方、女性は20代後半の383万円が相対的に高く、その後は59歳まで大きな上昇が見られません。同じ年齢でも男女で水準が大きく違うため、比較するときは同性・同年代の行を見るのが実務的です。
月給ベースで見る年齢別データ
厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和7年)では、一般労働者の月の所定内給与は平均34万600円でした。これは残業代・深夜手当・休日出勤手当を除いた額で、賞与も含みません。20〜24歳24万2,800円、30〜34歳31万2,300円、40〜44歳36万4,300円、55〜59歳39万6,200円と、年収と似た上昇カーブを描きます。
なお、当サイトの給与データに掲載している大学卒・高校卒の月給参考値は、こうした公開統計をもとにした目安です。企業や職種、地域で実額は変わるため、必ず最新の求人条件も確認してください。
平均と中央値の差は年代で広がる
55〜59歳では平均39万6,200円に対し中位数は34万6,500円で、差は4万9,700円あります。20〜24歳の差は4,400円にとどまります。若いうちは給与の散らばりが小さく、年代が上がるほど高収入層とそうでない層に分かれる、という構造が読み取れます。
自分の立ち位置を確認する手順
- 6月分の給与明細の総支給額から、残業代・深夜手当・休日出勤手当を引いた額を書き出す
- 同じ年齢層の所定内給与の平均と中位数の両方に並べる
- 国税庁調査の年齢階層別平均給与と、自分の源泉徴収票の支払金額を比べる
学歴別では高校29万7,200円、大学39万6,300円、大学院51万7,400円と差があり、企業規模別でも大企業38万5,100円、中企業32万6,200円、小企業30万5,600円と開きます。全体平均だけで判断せず、自分に近い条件で比べることが大切です。関連する年代別の整理は記事一覧でも扱っています。
数値はいずれも公開統計の参考値です。企業・職種・地域により実額は異なるため、給料インデックスの情報は判断材料の一つとしてご活用ください。
よくある質問
年齢別 平均年収はどの調査を見ればよいですか?
大きく分けて2つあります。国税庁の民間給与実態統計調査は1年間の給与(給料・手当+賞与)を年収ベースで示し、パート・アルバイトや役員も含みます。厚生労働省の賃金構造基本統計調査は月々の所定内給与(残業代を除く)を示し、10人以上の事業所でフルタイム勤務する人が対象です。目的に応じて使い分けるか、両方を並べて確認すると解像度が上がります。
平均年収と中央値はどちらを基準に見るべきですか?
自分の実感に近い水準を知りたい場合は中央値が向いています。平均値は一部の高所得者に引き上げられるためです。賃金構造基本統計調査の所定内給与では、年齢計の中位数が29万6,600円である一方、55〜59歳では平均39万6,200円と中位数34万6,500円の差が4万9,700円まで広がります。年代が上がるほど散らばりが大きくなる点も踏まえて見てください。
年齢別の平均年収から手取りは計算できますか?
そのままでは計算できません。公表されている平均給与や所定内給与はいずれも税金・社会保険料を引く前の額面です。手取りは年収の水準や扶養状況、社会保険料の負担によって変わるため、額面の統計と手取りを直接並べて比較しないようにしてください。比べるときは源泉徴収票の支払金額など額面どうしにそろえるのが基本です。
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