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給料インデックス

管理栄養士年収

管理栄養士年収は年代・経験でどう変わる?公的統計から読み解く

管理栄養士年収を年代別・経験年数別に整理します。厚生労働省の賃金構造基本統計調査には「管理栄養士」単独の区分がなく、栄養士区分の数値である点も解説。20代から50代の推移、勤務先規模による差、手取りと年収の違いまで実務目線でまとめました。

相場の要点: 管理栄養士単独の公的年収統計は存在せず、栄養士区分(管理栄養士を含む)の推計年収は約404万円です。

管理栄養士年収に「単独の公的統計」はない

最初に押さえるべき点があります。厚生労働省の賃金構造基本統計調査には「栄養士」という区分しかなく、「管理栄養士」単独の平均年収を示す国の統計は存在しません。管理栄養士はこの栄養士区分に含まれているため、公的統計から管理栄養士だけの年収を抜き出すことはできません。

同調査(令和7年)の栄養士区分は、きまって支給する現金給与額278,800円、年間賞与694,700円、平均年齢38.9歳、平均勤続年数9.4年、労働者数105,330人です。月給を12倍して賞与を足すと約404万円になりますが、これは統計が直接公表した年収ではなく推計値です。なお、きまって支給する現金給与額には残業代が含まれ、残業を含まない所定内給与額は266,900円です。

年代別に見る管理栄養士年収の推移

栄養士区分の年齢階級別推計は次のとおりです。

  • 20〜24歳:約328.7万円
  • 25〜29歳:約361.9万円
  • 30〜34歳:約380.8万円
  • 35〜39歳:約407.8万円
  • 40〜44歳:約434.3万円
  • 45〜49歳:約447.0万円
  • 50〜54歳:約450.9万円
  • 55〜59歳:約505.3万円
  • 60〜64歳:約410.0万円

20代から30代後半までの15年で約79万円の増加にとどまり、伸びは緩やかです。ピークは55〜59歳ですが、該当する労働者数は20代より少なく、長く続ける人が限られることも示されています。

経験年数別では賞与の差が効く

経験年数別の推計では、0年が約290.9万円、1〜4年が約353.9万円、5〜9年が約378.2万円、10〜14年が約378.6万円、15年以上が約439.9万円です。月給そのものの差は大きくなく、年収の差は賞与で生まれやすい構造です。求人票を見るときは、月給だけでなく前年度の賞与実績も確認しておきましょう。

勤務先の規模でも差が出ます。1,000人以上は約435.0万円、10〜99人は約389.5万円で45.5万円の開きがあり、大規模の方が平均年齢は若い水準です。

月給・年収・手取りを混同しない

民間の投稿データでは管理栄養士の平均年収は336万円(2024年5月末時点)という集計もあり、公的統計の推計404万円とは前提が異なります。また、ハローワーク求人統計の求人賃金(月額)は23.0万円で、これは就業者の平均賃金とは別の指標です。

年収は税金・社会保険料を引く前の総支給額、手取りは差し引いた後の金額です。混同すると判断を誤ります。自分の年収を比べるときは、年齢、経験、基本給、賞与、手当、勤務時間、法人規模を並べて確認してください。参考として、当サイトの給与データでは大学卒・高校卒の水準も公開しています。

まとめ

管理栄養士年収は、公的統計では栄養士区分の推計約404万円が目安になりますが、これは管理栄養士単独の数字ではありません。年代・経験・勤務先規模で差が出るため、記事一覧で関連する職種の年収もあわせて確認し、求人票の条件と照らし合わせて判断するのが実務的です。

よくある質問

管理栄養士の平均年収はいくらですか?

管理栄養士だけを対象にした公的年収統計は存在しません。厚生労働省の賃金構造基本統計調査には「栄養士」区分しかなく、管理栄養士もここに含まれます。同調査の数値から推計すると約404万円ですが、これは管理栄養士単独の平均ではなく、統計が直接公表した年収でもありません。

年代が上がると管理栄養士年収はどのくらい増えますか?

栄養士区分の年齢階級別推計では、20〜24歳が約328.7万円、35〜39歳が約407.8万円、55〜59歳が約505.3万円です。20代から30代後半までの15年で約79万円の増加にとどまり、伸びは緩やかです。60代に入ると再雇用などの影響で下がる傾向がみられます。

管理栄養士の年収と手取りはどう違いますか?

年収は税金や社会保険料を引く前の総支給額、手取りはそれらを差し引いた後に実際に受け取る金額です。同じ年収でも扶養や住居、自治体によって手取りは変わります。求人票の月給が残業代込みかどうかも確認が必要で、統計上の所定内給与額は266,900円です。