特別支給の老齢厚生年金 手取り
特別支給の老齢厚生年金 手取りはいくら?年代・経験で変わる受給額と在職調整の要点
特別支給の老齢厚生年金 手取りの考え方を整理。65歳未満は所得税が中心で住民税・介護保険料は年金天引き外、在職老齢年金の基準額は令和8年4月から65万円に。年代・経験で変わる基本月額の差と確認手順を解説します。
相場の要点: 特別支給の老齢厚生年金の手取りは、年金額(現役時代の報酬と加入期間で決まる)と在職老齢年金の支給停止、所得税・住民税・社会保険料で変わるため一律の相場は示せません。
特別支給の老齢厚生年金 手取りを左右する3つの要素
「特別支給の老齢厚生年金 手取り」を調べると、税金と在職老齢年金の2点で迷う方が多いようです。特別支給の老齢厚生年金は老齢年金の一種で、課税の扱いは通常の年金と同じです。65歳未満は公的年金等控除が小さく、単身・年金のみで扶養親族等申告書を提出している場合、年金額がおおむね164万円を超える部分から所得税がかかります(令和8年分)。一方、住民税と介護保険料の年金天引きは65歳以上が対象のため、64歳までは年金からは引かれず、納付書や給与天引きなどで別途負担します。
在職老齢年金は令和8年4月から基準が65万円に
厚生年金に加入して働きながら受け取る場合、基本月額(加給年金を除く老齢厚生年金の月額)と総報酬月額相当額の合計が支給停止調整額を超えると、超えた分の半額が支給停止されます。この基準額は令和7年度の51万円から、令和8年4月分以降は65万円に引き上げられました。計算式は「基本月額−(基本月額+総報酬月額相当額−65万円)÷2」です。調整の対象は老齢厚生年金のみで、老齢基礎年金は原則として対象外です。
たとえば基本月額10万円・総報酬月額相当額46万円なら合計56万円で、旧基準では毎月2.5万円が停止されていましたが、新基準では全額支給されます。一方、基本月額18万円・総報酬月額相当額68万円なら合計86万円となり、停止額は10.5万円、支給月額は7.5万円です。
年代・経験で変わる「基本月額」
特別支給の老齢厚生年金の額は、現役時代の報酬と厚生年金加入期間で決まるため、年代や経験年数による差が大きくなります。令和8年度の年金額は国民年金(基礎年金)が1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が2.0%引き上げられ、老齢基礎年金の満額は月70,608円です。経歴類型別の概算では、厚生年金期間中心(20年以上)の男性は月176,793円、同女性は月134,640円、国民年金中心の男性は月63,513円と示されています。同じ「60代の年金」でも、加入期間と報酬次第で手取り前の年金額は大きく開きます。
なお、当サイトの給与データにある大学卒の月給約262,300円(2025年・全規模)はあくまで現役世代の参考値で、年金額とは別物です。混同しないようご注意ください。
確認の手順
ねんきんネットで基本月額を確認し、勤務先に標準報酬月額と賞与見込みを確認して、65万円を超える月があるかを月単位で試算します。給与・年金・税金・社会保険料を並べた年間表を作ると判断しやすくなります。詳しい考え方は記事一覧もご参照ください。
よくある質問
特別支給の老齢厚生年金の手取りはどう計算しますか?
課税の扱いは通常の年金と同じです。65歳未満は公的年金等控除が小さく、単身・年金のみで扶養親族等申告書を提出していれば、年金額がおおむね164万円を超える部分から所得税がかかります(令和8年分)。住民税・介護保険料の年金天引きは65歳以上が対象のため、64歳までは年金からは引かれず別途負担します。
働きながら受け取ると年金は減りますか?
厚生年金に加入して働くと在職老齢年金の対象になり、基本月額と総報酬月額相当額の合計が支給停止調整額を超えると、超えた分の半額が支給停止されます。基準額は令和8年4月分以降、51万円から65万円に引き上げられました。調整されるのは老齢厚生年金で、老齢基礎年金は原則対象外です。
年代や経験で年金額はどのくらい変わりますか?
特別支給の老齢厚生年金の額は現役時代の報酬と厚生年金加入期間で決まるため差が大きくなります。令和8年度の経歴類型別概算では、厚生年金期間中心(20年以上)の男性は月176,793円、同女性は月134,640円、国民年金期間中心の男性は月63,513円と示されています。ご自身の額はねんきんネットで確認してください。
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