本文へスキップ
給料インデックス

2026年施行予定で、パートの年収106万円の壁が撤廃される見込みです

2026年施行予定で、パートの年収106万円の壁が撤廃される見込みです|年収と手取りの違いを整理

2026年施行予定で、パートの年収106万円の壁が撤廃される見込みです。社会保険の加入要件から月額8.8万円の賃金要件が外れ、週20時間以上なら年収に関係なく加入対象に変わります。年収・月給・手取りの違い、企業規模要件の段階的拡大、130万円の壁との違いを公開情報をもとに整理します。

相場の要点: パート・アルバイトの社会保険加入要件に関する公開解説では、月額8.8万円(年収約106万円)の賃金要件が撤廃されても、加入後の手取り額は給与額・年齢・加入する健康保険・地域によって異なるとされ、一律の金額は示されていません。

2026年10月、106万円の壁はどう変わるのか

2026年施行予定で、パートの年収106万円の壁が撤廃される見込みです。2025年6月13日に成立した年金制度改正法により、短時間労働者の社会保険加入条件のうち「月額賃金8.8万円以上(年収換算で約106万円)」という賃金要件が廃止されることが決まりました。施行時期は政令で定められ、2026年10月からの撤廃が想定されています。

撤廃後も残る要件

  • 週の所定労働時間20時間以上
  • 雇用期間が2か月を超える見込み
  • 昼間学生でないこと
  • 勤務先の厚生年金被保険者数が51人以上(段階的に拡大)

つまり「年収がいくらでも加入」ではなく、「週20時間以上働けば年収に関係なく加入対象になる」という変化です。

企業規模の要件は段階的に拡大

対象企業は2027年10月に36人以上、2029年10月に21人以上、2032年10月に11人以上、2035年10月には全企業へと広がる見通しです。

年収・月給・手取りは別物です

混同しやすいのが年収と手取りの違いです。年収106万円は額面の話であり、社会保険料や税金が差し引かれた後の手取りとは異なります。税理士監修の解説では、年収105万円で手取り約103万円、年収106万円で社会保険料が天引きされると手取り約90万円になる例が示されています。ただし負担額は給与額・年齢・加入する健康保険・地域によって異なり、一律ではありません。

社会保険料は労使折半で、企業側の負担率は厚生年金9.15%、健康保険約5%、介護保険約0.8%で合計約15%が目安とされています。

手取りは減っても、将来の年金は増える

短期的には手取りが減る一方、厚生年金の受給権を得られ、傷病手当金や出産手当金といった給付も受けられます。目先の手取りだけでなく、将来の年金を含めて判断することが大切です。

なお130万円の壁は配偶者・親の扶養から外れる基準で、106万円の壁とは別制度です。賃金要件が撤廃されても130万円の壁は残ります。

自分の月給や手取りの目安は給与データで確認できます。参考値の考え方は給料インデックスをご覧ください。最新の求人条件は必ず各社の募集要項で確認してください。

よくある質問

Q. 106万円の壁が撤廃されれば手取りは増えますか?

A. 増えるとは限りません。年収に関係なく週20時間以上で加入対象になるため、これまで扶養内だった方は保険料負担が生じ、手取りが減る場合があります。

Q. 週20時間未満なら加入しませんか?

A. 「週20時間以上」という要件は残ります。20時間未満は引き続き対象外です。

Q. 130万円の壁もなくなりますか?

A. いいえ。130万円の壁は扶養から外れる基準で別制度です。2026年10月以降も残ります。

よくある質問

106万円の壁が撤廃されれば手取りは増えますか?

増えるとは限りません。年収に関係なく週20時間以上で加入対象になるため、これまで扶養内で働いていた方は社会保険料の負担が生じ、加入直後は手取りが減る場合があります。減少額は給与額・年齢・健康保険・地域で異なります。

週20時間未満なら社会保険に加入しませんか?

「週の所定労働時間20時間以上」という要件は撤廃後も残ります。週20時間未満の場合は引き続き加入義務の対象外です。年収だけで判断せず、労働時間の要件も確認してください。

130万円の壁も同時になくなりますか?

いいえ。130万円の壁は配偶者や親の社会保険の扶養から外れる基準で、106万円の壁とは別の制度です。106万円の賃金要件が撤廃されても130万円の壁は残るとされています。

手取り計算

手取り計算のよくある誤解|額面・平均給与・統計の月給を混同しないために

額面と手取りを混同していませんか。本記事では、手取り計算にまつわるよくある誤解を、厚生労働省・国税庁の公的統計の額面数値をもとに整理します。平均給与487万円が手取りではない理由、統計の月給に残業代や賞与が含まれない点、手取りが一律の割合で決まらない理由を解説します。