年収ランキング 職業
年収ランキング 職業の正しい読み方|2026年最新の公的統計と転職交渉の実務
年収ランキング 職業を転職・交渉に活かすための解説です。厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査をもとに、上位職種の年収目安、企業規模別の差、職種ごとの伸び率、民間サービスのランキングとの違い、手取りとの関係までを実務目線で整理します。
相場の要点: 公的統計(令和7年賃金構造基本統計調査)ベースでは全産業計の年収目安が約546万円・中央値約503万円で、上位は航空機操縦士(約1,632万円)と医師(約1,512万円)です。
年収ランキング 職業は「水準」と「出どころ」で読む
結論から言うと、厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした年収の目安は、1位が航空機操縦士(約1,632万円)、2位が医師(約1,512万円)です。ただし、ランキングの数字は「その職業に就けばその金額が得られる」という意味ではありません。転職や交渉で使うには、数字の性格を押さえる必要があります。
公的統計で見る上位職種
同調査から月例給与を12倍し年間賞与を足して概算した年収の目安は次のとおりです。
- 航空機操縦士 約1,632万円(平均年齢39.7歳)
- 医師 約1,512万円(同45.7歳)
- その他の経営・金融・保険専門職業従事者 約1,135万円(同39.4歳)
- 大学教授 約1,083万円(同57.5歳)
- 歯科医師 約1,063万円(同39.6歳)
- 管理的職業従事者 約967万円(同51.5歳・勤続22.6年)
全体(産業計)の年収目安は約546万円、144職種の中央値は約503万円、最も低いビル・建物清掃員は約297万円とされ、上位と下位で5倍以上の差があります。なお金額はすべて額面で、手取りではありません。
企業規模と「伸び率」も確認する
同じ職種でも企業規模で水準が変わります。従業員1,000人以上は約649万円、100〜999人は約518万円、10〜99人は約456万円です。応募先の規模は交渉の前提条件になります(給与データ)。
また、ランキングは「水準」と「伸び」が別物です。2020年から2025年で年収が最も伸びたのは外勤事務従事者(+64.0%)、タクシー運転者(+50.3%)、歯科医師(+41.3%)。一方、医師+7.5%、看護師+6.8%、小・中学校教員+2.4%、高等学校教員はマイナス2.4%で、公的枠組みで賃金が決まる職種は伸び悩んでいます。同期間の物価上昇は+11.9%のため、これらは実質的に減収です。
転職・交渉での使い方
民間エージェントが公表する平均年収ランキングは、CDO 2,464万円など経営層が上位を占めます。これは登録求人の平均であり、公的統計の職種別平均とは性格が異なります。自分の市場価値を測るには、①公的統計で職種の水準を確認、②求人票の月給・賞与・固定残業代の内訳を見る、③手取りは額面の約7〜8割と把握する、の順が実務的です。詳しい見方は記事一覧でも扱っています。
よくある質問
年収ランキングの金額は手取りですか?
いいえ、額面です。税金や社会保険料を差し引く前の金額で、統計上は月例給与を12倍し年間賞与を足した概算値です。手取りの目安は額面の7〜8割程度と考え、生活設計は控えめに見積もるのが安全です。
公的統計と転職サービスのランキングで順位が違うのはなぜですか?
対象が違うためです。公的統計は10人以上規模の企業で働く一般労働者を職種別に集計した平均で、転職サービスのランキングは自社が扱った求人・転職実績の平均です。後者は経営層や専門職の求人が多く含まれ、水準が高く出やすくなります。
自分の年収を上げるには何を見ればよいですか?
まず職種の水準、次に伸び率、最後に応募先の企業規模の順で確認すると実務的です。公的統計では同じ職種でも従業員1,000人以上の企業と10〜99人では年収目安に大きな差があります。求人票では月給と賞与の内訳、固定残業代の有無まで確認しましょう。
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